近年、ダイビングやフィッシングなどのマリンスポーツを楽しむ方にとって、欠かせないアイテムとなりつつあるのが、今回紹介する「水中ドローン」です。
え?ドローンって、空だけじゃないの?
と思っている方もいるでしょう。
そうなんです。空から撮影するドローンと同様、水中ドローンは新たに注目を集めているのです。そんな、注目を集めている水中ドローンがなぜ人気なのかというと、多彩な楽しみ方にあります。
そこで今回は、水中ドローンの基礎知識や楽しみ方、さらにおすすめの機種まで詳しく解説していきます。
水中ドローンとは?歴史も紹介
水中ドローンとは、水の中を潜水潜航しながら撮影できる小型無人機。
水中ドローンが日本でよく知られるようになったのは最近のことですが……実は、アメリカ・イギリス・ノルウェーの3ヶ国で開発され始めたのは1960年代と、今から50年以上も前のことなのです!
海外では、Romotely Operated Vehicle(=無人探査機・遠隔作業機)の略称「ROV」と呼ばれていました。空中ドローンが登場して以来、使用場所は違うものの使用用途が似ていることから、「水中ドローン」と呼ばれることが増加。
水中ドローンの特徴を紹介
水中ドローンの特徴は、有線でつながっているという点です。
地上と比較すると、水中は電波が伝わりにくく、地上と同じように無線操作することは困難です。そのため、リアルタイム映像を陸上で確認するためには、どうしても有線になってしまうのです。
また、水中ドローンの操縦は、機体に搭載されているカメラで撮影・伝送された映像を見ながら船上や陸上から遠隔操作します。その他にも、プログラム・AIなどによって自動操縦する高額な水中ドローンも存在します。
水中ドローンって、どうやって楽しむの?
水中ドローンを使用すれば、実際に自ら水中に行くことなく、スマートフォンなどで懐中探索が気軽にできる優れもの!
水中ドローンを通して見る景色は、まるでリアルな水族館にいるかのようです。海中にいる魚たちの自然な姿をリアルタイムで観察できるため、家族・友人・恋人同士など、誰とでも楽しむことができます。
さらに、VR機能を使用することで、スキューバダイビングを体験することができます。専用ゴーグルなどを装着するだけで、まるで自分がそこにいるかのような仮想空間を体験できるため、泳ぎが苦手な方や体力に自信がない方でも、迫力あるダイビング体験を楽しめます。
また、魚群探知機を搭載している水中ドローンを利用すれば、海底にいる魚の状況・水温など、詳細な部分を観察しながら釣りを楽しめます。釣り針を搭載している水中ドローンを使用すれば、釣り竿などの道具はいらず、水中ドローンだけで釣りができます。水中ドローンであれば、思いも寄らない大物・珍しい魚に出会える可能性が大いにあります。
このように、水中ドローンを使用することで、さまざまな楽しみ方ができます。
水中ドローンの使用用途
- 水中撮影:4K対応の機種も豊富にあるため水中の世界を美しい映像で残せる
- 海底調査:生態調査・災害後の現場確認などに役立つ
- ダイバーのサポート:ダイビングの事前確認・入れない空間を調査
- 釣りのサポート:魚を確認しながら釣りができる
- 点検:船底・養殖場の網などの設備を水中から確認できる
水中ドローンを利用する際に気をつけるべきこと
空中ドローンの場合、航空法において無人飛行機という位置付けとなっていることもあり、法規制が存在します。
一方、水中ドローンは、現時点では利用場所の制限や申請手続きといった規制は存在しておらず、自由に扱えます。とはいえ、水中ドローンの機種によって、潜れる深度が異なるため、随時確認する必要があります。
水中ドローンの特徴でも紹介したように、空中ドローンとは違い有線で作動します。水中では無線が届かないため、水中ドローンとプロポをコードでつないで操作します。その他の点では、一般的なドローンと大きな違いはありません。むしろ、一般的なドローンとは違い、墜落の心配がないため、不安要素は少ないでしょう。
おすすめの水中ドローンとは?機種やスペックを紹介
BW Space Pro 4K|Youcan Robot
BW Space Pro 4Kモデルは、SONY製の「1/1.7インチCMOS搭載4Kカメラ」「130°広角レンズ」を採用しています。
- 100mまで潜水可能
- 水中ホバリング
- 自動方向修正
- 自動調光
上記のような優れた性能を継承しつつ着実な進化を遂げ、水中姿勢調整の面でグレードがアップ。また、新たなスラスター配置構造となっており、垂直上下・仰俯角調整・維持・推進(チルトロック)機能を実現。
その結果、動きがよりスムーズに、撮影した映像もさらに鮮明になった上に、リアルタイム映像伝送の安定性も向上。さらに、機体の操縦もより簡単になりました。また、ボディデザインもコンパクトで持ち運びしやすいため、水中探査・水中撮影をすぐに開始することができます。
ダイビング・フィッシング・ポーティングなどのマリンスポーツをはじめ、水中探査・水中撮影・水中点検・船舶・漁業・科学研究など、さまざまな分野で幅広く活用できる水中ドローンです。
BW Space Pro 4Kモデルのスペック
- サイズ:430×330×130mm
- 重量:3.9kg
- 稼働時間:最大5時間
- 充電時間:5時間
- 最大速度:1.5m/s
- 最大深度:100m
- 画角:130°
- 絞り:F1.4
- 焦点距離:4.45mm
- 最短撮影距離:0.3m
- 静止画画素数:1200万画素
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BW Space Pro Zoomモデル|Youcan Robot
BW Space Pro Zoomモデルは、光学3倍ズームレンズを搭載しており、デジタルズームと合わせると、なんと最大6倍ズームまで可能です。また、4K動画に加えて12メガピクセル静止画を撮影でき、遠距離でも繊細な映像を捉えます。
水中撮影すると、どうしても機体が揺れてしまいますが、揺れの影響を抑えて画像をより鮮明にする手ブレ補正機能が搭載しているため、質感がリアルです。このように、自由自在に撮影でき、クリエイティブな撮影で新しい水の中の世界を再現できる水中ドローンです。
BW Space Pro 4Kと同様、以下のような機能・性能を持っています。
- 100mまで潜水可能
- 水中ホバリング
- 自動方向修正
- 自動調光
- 垂直上下
- 仰俯角調整・維持・推進(チルトロック)
BW Space Pro Zoomモデルのスペック
- サイズ:430×330×130mm
- 重量:3.9kg
- 稼働時間:最大5時間
- 充電時間:4時間
- 最大速度:1.5m/s
- 最大深度:100m
- 画角:141°
- 絞り:F1.4〜F2.9
- 焦点距離:3.8mm〜11.4mm
- 最短撮影距離:0.6m
- 静止画画素数:1200万画素
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まとめ
水中探査や水中撮影、ダイビング体験を水の中に入ることなくできる!それが、水中ドローン。また、釣り場の状況確認やダイバー作業の撮影・観察・サポート、水中安全性の事前確認など、幅広い分野で活躍することが可能です。
水中ドローンは、家族や友人、恋人など、誰とでも楽しめます。ぜひ、一度体験してみてはいかがでしょうか?