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人工知能(AI)の脅威を描いたSF映画8選 AIが人類に反逆する!

人工知能(AI)の脅威を描いたSF映画8選 AIが人類に反逆する!

人工知能(AI)が発展していく中で、よく話題になるのが「人工知能に危険はないのか?」「映画みたいにAIが反乱を起こすことはないのか?」という議論。

これまでSF映画の中では、さまざまなかたちで「発達しすぎた人工知能が人間の脅威になる」という物語が描かれてきました。

そこで今回は、そんな「人工知能の脅威」を描いた映画のおすすめをご紹介します。

人工知能と人類の果てなき戦争『ターミネーター』

人間そっくりの暗殺アンドロイド・ターミネーターと、人間の戦士カイル・リースが未来から降り立った1984年のロサンゼルス。

ターミネーターは人工知能と人類による未来の戦争のカギを握る女性サラ・コナーを暗殺するために街で暴走し、カイルはそれを防ぎ、サラを守るために奔走していく。

ごく普通の女性だったサラはいきなり死闘に巻き込まれ、カイルから人類の未来について知らされるのだった。

この戦いを始点に、ターミネーターと人類の壮絶な戦いが巻き起こっていき……

「人工知能と人類の戦い」を描いたSF映画の金字塔となっている作品。

当時はまだ「人工知能」という言葉や発想さえ珍しかった中で、このような世界観を生み出したジェームズ・キャメロン監督の想像力はさすがと言えますね。

第一作目ではシュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガーは敵のターミネーターとして登場し、主人公カイルとサラの前に立ちはだかりました。

マッスルアクション俳優としての迫力は圧倒的で、ただ無表情で佇んで銃を撃っているだけでも凄まじい存在感があります。

かなりの低予算映画として作られた本作ですが、斬新なストーリーやシュワちゃんのインパクトもあって驚異的なヒットを記録。シュワちゃんは俳優として不動の地位を獲得し、「ターミネーター」も長寿シリーズとして続いていくことになりました。

人工知能に支配されたディストピアを描く『マトリックス』

プログラマーとして働く裏で天才ハッカー「ネオ」としても活動するトーマス・アンダーソンは、「自分の生きる世界は偽りのものではないか」という違和感を感じていた。

そんなトーマスに、トリニティとモーフィアスという謎の人物が接触してくる。

トーマスは彼らによって、この世界は人工知能が人間を閉じ込めるために作った仮想現実であり、本当の世界では人工知能と人類の熾烈な戦いが行われているということを知るのだった。

真実を知ったトーマスは「ネオ」として人類の戦いに加わることを決意し、人工知能と死闘をくり広げていく。

映像面でもストーリー面でも、映画史に革命をもたらした傑作SFアクション映画。

仮想現実やディストピア社会が入り混じる複雑な世界観の中で、VFXを駆使したかつてない戦闘シーンが描かれて大きな話題を呼びました。

キアヌ・リーブス演じる主人公ネオが「救世主」として成長していく物語など、どこかスピリチュアルなメッセージ性が込められているのも注目ポイント。公開から20年以上が経った現在でも、カルト的な人気を集め続けています。

また、世界観を補完するアニメシリーズ「アニマトリックス」なども製作され、人工知能による人類への反乱をリアルかつグロテスクに描写。ゾッとさせられる近未来の可能性を見せられる作品です。

人工知能の暴走で崩壊していく日常『AI崩壊』

少子高齢化が加速し、高性能AI「のぞみ」によって全国民の個人情報や健康が管理されるようになった2030年の日本。

ある日、それまで社会を維持する要となっていた「のぞみ」が暴走し、「生きる価値なし」と判断した人類を抹殺し始める。

警視庁の捜査官・桜庭は、「のぞみ」の開発者である桐生が暴走を引き起こしたと判断して捜査を開始。

一方で、「のぞみ」の暴走に覚えがない桐生は、警察から逃亡しながら事態を解決するために奔走していく。

「22年目の告白 -私が殺人犯です-」の入江悠監督が自ら脚本を手がけ、メガホンを取った日本発のディストピアSFサスペンス。

高齢化や格差社会への対応手段として「全国民のデータを管理するAIが活用されている」というリアリティのある設定や、AIの暴走によって見慣れた日本社会が混乱に陥っていく様を大スケールで描いた映像が話題になりました。

近未来SF映画でありながら、クライムサスペンスとしても重厚な仕上がりになっているのが見どころ。真犯人や結末を予想しながらスリリングに楽しめます。

主題歌をシンガーのAI(アイ)が手がけているのも注目ポイントです。

頼れるはずのサポートロボットが脅威になる?『エイリアン: コヴェナント』

人類が宇宙への植民を開始した22世紀。

植民船コヴェナント号はアンドロイドのウォルターに管理されながら、冷凍睡眠状態の乗組員や植民者を乗せて宇宙を進んでいた。

そんな中、船は謎の信号をキャッチ。その信号を辿ると本来の目的地よりも植民に適した星がすぐ近くにあることが判明し、乗組員たちは調査のためにその星に降り立つのだった。

ところが、その星には未知の生物がおり、乗組員たちに襲いかかってくる。

その後、決死のサバイバルを続ける生存者たちの前に、ウォルターと全く同じタイプのアンドロイドが現れ……

SFホラーの金字塔「エイリアン」の前日譚で、人類誕生の秘密を描いた「プロメテウス」の続編。

「植民船」や「未知の星の遺跡」など本家シリーズを連想させる要素を散りばめながら、エイリアンというクリーチャーが誕生するまでの物語をショッキングに描きます。

エイリアンの脅威もさることながら、本作でさらに恐怖をかき立てるのが「アンドロイド」の存在。

前作でキーキャラクターとなったアンドロイド・デヴィッドが再び登場し、意外なかたちで主人公たちを窮地に陥れます。

「エイリアン」シリーズではこれまでもアンドロイドがストーリー上で重要な役割を果たしてきましたが、本作のデヴィッドはそれらを上回るインパクトを持ったキャラクター。

マイケル・ファスベンダーの怪演も合わさって、トラウマ級の存在感を見せてくれます。

AI兵器の潜在的な危険を描く『ステルス』

アメリカ海軍の極秘プロジェクトに参加することになったベン・ギャノン大尉は、仲間のカーラ、ヘンリーとともに最新ステルス戦闘機に乗ることになる。

さらに、3人の前に新たな「仲間」として、高性能AIを搭載した完全無人のステルス機「E.D.I(エディ)」が登場。

ベンたちは対テロ戦で着実に成果を上げていくが、ベンはE.D.Iを信用できないままでいた。

そんなある日、任務中にE.D.Iを雷が直撃。その後のチェックでは損傷なしと判断されたが、次の任務中にE.D.Iが暴走を始め、危険と判断したターゲットに独断で攻撃しようとする。

ベンたちはE.D.Iの暴走を止めるために後を追うが……

ステルス戦の能力と、完全無人で任務遂行できる判断能力を併せ持ったAI戦闘機を描く近未来ミリタリーアクション映画。

監督は「ワイルド・スピード」や「デイライト」などスリリングなアクション作品で知られる巨匠ロブ・コーエンです。

本作で登場するE.D.Iは「人類への反逆」などを考えるようなAIではないものの、命令を予想外の解釈で実行しようとするなど、コンピューターならではの危うさを発揮。

AI兵器の有用性を感じさせながらも、その潜在的な危険も感じさせます。

スピーディーでド迫力なドッグファイトシーンも合わさって、終始ハラハラさせられるエンタメ大作です。

今度のチャッキーは人工知能ロボット『チャイルド・プレイ』

シングルマザーのカレンは、なかなか友達のできない息子アンディにプレゼントとしてAN人形「チャッキー」を与える。

チャッキーは最新の音声認識機能や画像認識カメラを搭載し、リアルな動きと会話能力でアンディと仲良くなっていくのだった。

やがてアンディには人間の友だちも増え、チャッキーも一緒に遊ぶようになる。

ところが、アンディたちの見ていないところで、チャッキーは「アンディを喜ばせる」ために独断で暴走していき……

殺人人形の恐怖を描いた名作ホラー映画「チャイルド・プレイ」のリブート作品。

原作は「殺人鬼の魂が黒魔術によって人形に乗り移った」というオカルト設定でしたが、リブートの本作では「高度なAIを搭載したおもちゃのロボットが暴走していく」という現代的な設定にアレンジされています。

本作のチャッキーは、あくまで「主人公アンディへの友情と愛」をもって動いているのがポイント。

あまりにも献身的なチャッキーの想いが暴走することで、「アンディを邪魔する者は始末する」「アンディが喜ぶ行為(ホラー映画の残虐シーン)の真似をする」など、血みどろの惨劇が巻き起こっていくのが衝撃的です。

ホラー映画でありながら、自由に発達しすぎたテクノロジーの危険性をも訴えかける良作に仕上がっています。

完璧なAIマシンが恐怖を生む『LOCKDOWN ロックダウン』

完璧なセキュリティAIを搭載した最新の車「モノリス」に息子と乗っていたサンドラは、何かにぶつかって車を停め、様子を見るために降車した際に、誤ってモノリスにロックがかかり締め出されてしまう。

車内には幼い息子が一人きり。場所は人気のない荒野のど真ん中。そんな絶望的な状況でモノリスのセキュリティが作動し、どれほど物理攻撃を加えても車内に入ることができない。

サンドラはなんとかセキュリティを破ろうと奮闘するが、まったく歯が立たないまま息子が車内で衰弱していき……

「子どもを車内に残したままドアがロックされてしまい、窓を割って救出」というニュースは現実でも時々聞かれますが、その車がもしも「凄まじい防御力を備えた最新AIカー」だったら……というストーリーを描くのがこの映画。

本作で登場する車「モノリス」は何があろうと搭乗者を守る完璧なセキュリティを備えていますが、それがあだとなって、主人公が子どもを救い出すために決死の戦いに臨んでいくことになります。

高性能すぎるAIの危険性を考えさせられながらも、緊迫感のあるストーリーにハラハラさせられっぱなし。意外な結末には衝撃を受けること間違いなしです。

インド初の人工知能SF超大作『ロボット』

インドの科学者バシーガラン博士は、長年の開発の末に高性能ロボット「チッティ」を開発する。

博士に似せて作られた人間型ロボットのチッティは、驚くべき性能を発揮。人助けで活躍してヒーローのようになっていくが、人間の感情を理解できないことからトラブルも起こしてしまう。

やがて博士は、チッティをより完璧にするため、感情を埋め込むことに。ところが、チッティは嫉妬や怒りといった負の感情に支配されるようになり、思わぬかたちで暴走していくのだった。

近年注目が集まっているインド映画界でも屈指のスケールを誇るSFアクション大作。

人間そっくりのAIロボットが感情を与えられたことで、とんでもない大暴走をくり広げていきます。

予告編でも描かれる、斬新すぎるロボットの戦い方が最大の見どころ。まるで組体操のように合体して軍隊をなぎ倒すシーンは、奇抜ながらハリウッド顔負けの迫力があります。

その一方で、「ロボットに感情を持たせること」の危うさも描いている本作。自我を持ち、恋心さえ感じられるのに、あくまで「ただの機械」として扱われるチッティの姿は少し可哀想にも思えます。

人工知能の脅威が現実になる日は来るのか

今回紹介した映画の中では、さまざまなかたちで「人工知能の脅威」が描かれています。

ぶっ飛んだ内容のものもありますが、なかには「もうすぐこんなことが現実に起こるかも……」と想像させられるリアルなものも。

凄まじい勢いでテクノロジーが発展し、AIも日常の中に取り入れられていくなかで、AIの持つ危険性を考えてみるのも面白いのではないでしょうか。

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