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ロボットをテーマにした邦画おすすめ6選 日本にもあったロボットSFの良作

 

ロボットをテーマにした邦画おすすめ6選 日本にもあったロボットSFの良作

「ロボットSF映画」といえば、ハリウッド映画など海外作品をイメージする方が多いのではないでしょうか。

実は、邦画にもロボットをテーマにした映画やロボットが登場する映画はたくさんあります。

今回はそんな、「ロボットが登場する邦画」のおすすめ作品をご紹介します。

迫力のロボット描写にも注目『映像研には手を出すな!』

部活動・クラブ活動が盛んな芝浜高校。その生徒でずば抜けた想像力を持つ浅草みどり、天性のビジネスセンスを持つ金森さやか、人気読者モデルでありながらアニメーター志望の水崎ツバメは、「映像研究同好会」を設立してアニメ作りに挑んでいく。

やがて映像研の3人は、「ロボット研究部」と協力してロボットアニメ作りを目指すことになるが……

湯浅政明によるアニメ化でも話題になった人気漫画の実写映画版。乃木坂46の人気メンバー3人を主演に、映像研のぶっ飛んだ活躍と青春が描かれます。

物語のテーマは「女子高生たちによるアニメ作り」ですが、その過程で描かれる「ロボットVS怪獣」のイメージが映像的な見どころ。ロボットが大立ち回りを演じるシーンが圧倒的なVFXで描かれていて、その迫力はハリウッド映画にも引けを取りません。

ワクワクさせられる青春ストーリーの中で、ド派手なロボットアクションも楽しめる異色作としておすすめです。


単行本

アニメ化・ドラマ化・映画化と飛ぶ鳥を落とす勢いの『映像研には手を出すな!』その映画化にあたり、「最強の世界」を味わいつくすために作られた一冊!!


名作SFシリーズの実写劇場版『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』

運用コストの高さから、人型作業機械「レイバー」が廃れた2013年の日本。レイバー犯罪に対応するために創設された警視庁の「特車二課」も、存在意義が薄まり解隊の危機にあった。

そんな中、最新鋭のステルス戦闘ヘリ「グレイゴースト」が自衛隊から奪われるという重大テロ事件が発生。警視庁の本庁までもが攻撃対象となり、東京全体が危機に陥る。

特車二課のメンバーは、旧式レイバーの98式AVイングラムを用いてグレイゴーストとの決戦に臨んでいくのだった。

ハードSFシリーズ「機動警察パトレイバー」の実写映画作品。工業製品としての多脚ロボット「レイバー」が一般化した世界観が特徴で、現実の延長線上にありそうな社会描写が見どころとなっています。

すでにレイバーが廃れはじめている時代が舞台ということでパトレイバーの出番はそれほど多くありませんが、クライマックスではリアルなCGで描かれるイングラムが登場。決戦シーンはなかなかの迫力です。


壮絶なロボットバトルも見どころ『ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』

夏休み。奇妙な青いボールを拾ったのび太とドラえもんは、そのボールから発せられる信号で、巨大ロボットのパーツが次々にワープしてくるのを目の当たりにする。

のび太たちはドラえもんのひみつ道具で無人の鏡面世界を作り、広々とした場所でロボットを組み立てて自由に遊ぶのだった。

同じ頃、「リルル」と名乗る謎の少女がのび太たちに接触して「自分が巨大ロボットの持ち主」だと言ってくる。実はリルルは地球侵略を狙う「鉄人兵団」の工作員で、青いボール「ピッポ」は巨大ロボットの頭脳だった。

鉄人兵団の脅威が迫る中で、のび太たちは地球を守るために奔走していくが……

ドラえもん映画シリーズの中でも名作と名高い「のび太と鉄人兵団」のリメイク作品。

原作のキーキャラクター・リルルに加えて、リメイク版オリジナルキャラクターのピッポも加わり、より感動的なストーリーに仕上がっています。

また、ロボットSF映画としてもかなりハイクオリティに仕上がっているのが注目ポイント。巨大ロボット「ザンダクロス」による戦闘シーンは思わず目を見張るほどの迫力で、特にクライマックスの決戦はガンダムシリーズなどにも引けを取りません。

「子ども向けのアニメ映画」というイメージを超えて、本格ロボットアクションムービーとして楽しめる傑作です。


特撮SFの名作が迫真のCGで蘇る『BRAVE STORM ブレイブストーム』

キルギス星人の侵略によって人類が滅亡の危機に瀕している2050年。春日兄弟はキルギス星人のロボット・ブラックバロンの設計データを奪い、兄弟のうち光二・はるか・光三の3人が過去へとタイムスリップする。

3人はロボット博士の紅健一郎に協力を求めて巨大ロボット「レッドバロン」の製造を進め、健一郎の弟・健がパイロットに指名される。

キルギス星人の魔の手が迫る中で、春日兄弟の助けを受けながら健はレッドバロンのパイロットとして戦いに臨んでいくのだった。

特撮SFドラマの名作「シルバー仮面」と「スーパーロボット レッドバロン」の世界観を融合させ、ひとつの作品へと仕上げた実写ロボットSF映画。

CGを多用した現代的な映像表現が特徴で、特に東京のど真ん中でレッドバロンとブラックバロンが激突する大スケールのアクション描写は話題を呼びました。

原作のファンはもちろん、「原作未見だけど派手なロボットSF邦画が観たい」という方も必見です。


山崎貴の初期の監督作品『ジュブナイル』

小学生の坂本祐介は、夏休みのキャンプ場で小型ロボット「テトラ」と出会う。

現代の科学レベルでは考えられない性能を持ち、なぜか祐介のことをよく知っているテトラ。祐介は友人の岬や秀隆、俊也、そして近所に住む物理学者の宗一郎とともに、テトラと交流する不思議な夏休みを過ごしていく。

同じ頃、宇宙からやってきた「ボイド人」が、地球の海を奪おうと暗躍を始める。

やがてテトラの存在を知り、そのオーバーテクノロジーとも呼べる性能を危険視したボイド人は、祐介やその周囲の人々にまで迫ってくるのだった。

「永遠の0」「ALWAYS 三丁目の夕日」などで知られる山崎貴監督の初監督作品。

テトラが作る戦闘用ロボット「ガンゲリオン」や敵となるボイド星人がVFXを駆使して描かれ、映像面で邦画SFシーンの歴史に大きな影響を与えました。「大型ロボットが町中を駆け抜ける」など挑戦的なCG描写も多く、一見の価値ありです。

また、「未知のロボットと少年たちの出会い」「ひと夏の冒険」を描く、タイトル通りのジュブナイルストーリーも大きな見どころ。日本版「E.T.」のような作品として楽しめます。

邦画ロボットSFの金字塔として必見です。


 

あの実力派俳優たちの子役時代にも注目『HINOKIO ヒノキオ』

交通事故で母親を亡くし、自身も怪我を負った少年・サトルは、そのトラウマから部屋に引きこもっていた。

サトルの父でロボット工学者の薫は、息子のために遠隔操作ロボット「ヒノキオ」を用意。サトルは試験的にヒノキオによる代理登校を行うことになる。

男勝りな女子生徒のジュンをはじめとした友人もでき、しだいに学校生活に馴染んでいくサトルとヒノキオ。しかし、その中でさまざまなトラブルも巻き起こっていき……

 

本郷奏多や多部未華子、堀北真希といった有名俳優たちが子役時代に出演した作品。テーマとなっているのは「子どもたちの友情と成長」ですが、劇中でキーとなるロボット・ヒノキオをリアルなCGで描いた映像面も注目ポイントです。

ノスタルジックなストーリーとどこか近未来的な世界観が融合した秀作として、一部の映画ファンから根強い支持を集めています。邦画SFの隠れた名作として、クオリティの高いロボット描写が観たい方は一見の価値ありです。


日本発のロボットSF映画にも注目しよう

かつては「CGでの映像表現に大規模な予算が必要」という理由もあり、邦画ではほとんど見られなかったロボットSF映画。

しかし、近年はCG技術の進歩もあり、低予算でもクオリティの高いCGでロボットを表現する作品が増えています。

ハリウッドなどの海外だけでなく、日本発のロボットSF映画にもこれから注目していきましょう。

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